チャコペーパーを使った黒板を描く手順について
黒板に描き始めるとき、下書きをしてから描き始めるのが美しい作品の秘訣ですが、紙に描いた構図を見たまま黒板に写し取るのも案外難しいものです。
そこで便利なのが「チャコペーパー」です。
チャコペーパーとは手芸用品で、本来は服などの型紙を布や合成皮革等に写すためのソーイング用複写紙です。
が、このまま黒板への複写にも使用できますので、以下にその手順を説明します!
①まずは紙に図案を描く
下書きを描くときには補助線なども描き込みましょう。
※紙のサイズが黒板より小さいときにはコラージュのように切り貼りするといいでしょう。
②トレーシングペーパーに写す
紙の図案にトレーシングペーパーを重ねて、上から写った線をなぞります。
このときは補助線などはなぞらず、必要な図案だけをなぞります。
今回はこちらの下記リンクにあるチャコペーパーを使用しました。
こちらは初めからトレーシングペーパーもセットになっています。
③トレーシングペーパー・チャコペーパー・黒板をセットする
トレーシングペーパー・チャコペーパー・黒板を重ねます。
マスキングテープなどでそれぞれがずれないように固定します。
トレーシングペーパーはとても薄く、破れやすいので注意してください。
④トレーサー(手芸用鉄筆)で下書きをなぞる
トレーシングペーパーの下書きをなぞって黒板に写します。
トレーサー(手芸用鉄筆)といって、トレーシング用のペンを使用するとなぞりやすくなります。
今回は下記リンクにあるトレーサーを使用しました。
こちらはペン先にボールペンのように玉が入っており、紙を破ることなくなぞることができます。
⑤チョークでなぞる
トレーサーでなぞり終えたら、セットした紙類を外し、黒板に下書きが写っていることを確認してください。
ここでやっとチョークの登場です。尖らせたチョークではみ出ないように下書きの線をなぞりましょう。
⑥完成!!!
チョークでなぞり終えたら粉を落として…完成です!
どうでしょう。はみでた下書きや汚れの無い、美しい作品ができたのではないでしょうか。
手の込んだ図案を描くときには書き直しなどを極力避けるために、このような手順で描き上げることをオススメします!
※チャコペーパーで写した下書きは、ツルツルとした素材の黒板でないと消すことができません。繰り返し使用したい黒板(ツルツルした素材でない)であればペーパーペンシルや水彩色鉛筆を使用して下書きすることをオススメします。完成させた作品を消すことなく、ずっと保存しておきたい場合には本記事の描き方をオススメします♪