黒板を描く手順について
黒板に絵や文字を描いて作品や看板を作るとき、できるだけ汚れを残さず完成させたいですよね。
そのためには、黒板を描くにあたっての下準備や順番にコツがあるのです。
①紙に鉛筆で図案を練る
メニュー看板だったり、イラストだったり、インテリア用だったり…描きたいと思う図案があれば、まずは紙に鉛筆で描いたり消したりを繰り返しながら練っていきましょう。
黒板の上でこの作業を行うと、チョークを消す作業に手間取ったり、一部だけを直すことが困難になったりします。
これだ!というデザインやディテールをこの段階で完成させましょう。
②黒板に下書きをする
図案が完成したら、あとは黒板にきれいに写して再現するだけです。とはいっても上記と同じく、ここでもチョークで直接描き始めると修正作業が重なります。なので、ペンシル類を駆使して下書きを完成させましょう。
ペンシルの種類によって、黒板の表面の向き不向きがあり、消し方にも違いがあります。『黒板ツールについて』を参考に、下書きの仕方を選んでみてください。
③いよいよチョークで描き始める
下書きが完成したら、チョークでなぞります。
このときのポイントは、常にチョークを尖らせること、チョークの先を布などで拭って粉を取り除き、整えることです。
定規などを駆使しても、下書きの通りになぞれないことは多々あります。そのときは、綿棒や黒ペンシルを使って微調整しましょう。
見えるように残ってしまった下書きの線も、消しゴムやクロスできれいに消し去りましょう。
④完成!
ついにきれいな作品ができたら、黒板を一度ひっくり返して描いた面を下に向け、黒板の縁や裏をトントンと叩き、余計な粉を落としましょう。
この粉を黒板に残したまま黒板を立てたり、風が吹き付けたりすると、粉が動いて黒板を汚してしまいます。
黒板は描いた瞬間から、少し触れただけで消えてしまうような儚さをもった作品です。
また、次の作品を描こうと思うと一生懸命描いた作品を消してしまわねばなりません…
だから…美しい写真に残して作品を永遠のものとしましょう!
『黒板を飾る世界観の演出』『ミニ黒板の飾り方』の記事もご参考くださいね。